福島県阿武隈地域で古くから作り食べ継がれる凍み餅。
もち米やうるち粉にゴボウの葉に似た、「ごんばっぱ」という葉を繋ぎとして加えて搗いた餅を、寒空に干して昼夜の寒暖差を使って餅の水分を抜いて乾燥。数カ月かけて作るまでいな保存食です。
5~6時間程度水に浸して戻してから水を絞って、油を少しひいたフライパンで柔らかくなるまで焼けばできあがり。
ごんぼっぱの香りをまとった餅の歯ざわりと風味の楽しみ方は、砂糖しょうゆに絡めるのが一般的ですが、きな粉やあんこに絡めたり、安倍川もち風へのアレンジ。また素揚げして塩を振ると、風味豊かなおかきとしてもおいしくなります。